状況判断できる強い個を育成する
これからのラグビーは状況判断でき、スキルも合わせ持った強い個を育てていくことが必要です。
画一的な個を揃えたチームは、いわゆる一枚岩的な安定感がありますが、これからは新しい発想や柔軟性が求めれる時代だからです。
何よりラグビーは、両チーム合わせて30人の選手がグラウンドを動き回る競技ですから、絶えず予想出来ない事態が生じます。練習ですべてのことを想定して、次に何かをすべきかを決めておくことなど不可能です。
もちろん、組織として動くからには一定のルールをが不可欠です。
一から十まで選手が好き勝手にプレイしていたのでは、チームプレイは成り立ちませんからね。
ですが、試合ではどうしても、選手の個人的な判断で打開しなければいけないという局面が出てくるものです。
今の学生ラグビーは、昔と比べてサインプレーを多く使う傾向があり、一つ一つの局面で攻め方や守り方の約束事を決めて、練習通りに忠実におこなおうとします。
これは相当練習しないと出来るものではないですから、低レベルな戦い方ではありません。
ですが、サインプレイというのは一つのパターンですから、相手にも読まれやすいということです。
相手が何をしてくるのか予想がつけば、それほど恐れることはありません。一番怖いのは、次に何をしてくるのか分からない相手です。
もっとも意表が付けるのは、個人が瞬時の状況判断によって動いた時に相手は慌てます。
監督やコーチなら、的確な指示や方針を出したり決めておくことも大切ですが、同時に選手の状況判断とそれを実行できるスキルを磨くことがそれ以上に重要ではないでしょうか。
確かに組織として鍛え上げれたチームというのは強いですが、そのようなチームはある一定のレベルを超えたところの戦いになるともろさが出てしまうことがあります。
ですので、その時々でベストなプレイは何かを、自分で考えられ、それを実行できる技術を高めておく必要があるわけです。
これからのラグビーは、固いけれど危ういというチームよりも、柔軟でしたたかな組織のほうが、真の強さを発揮します。
これはワールドカップを見ていても分かるのではないでしょうか。
学生がラグビーで状況判断力を身につけておけば、社会に出ても大いに役立つに違いありません。
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