バックスの基本戦術
ラグビーではボールを持ってプレーできることは限られています。
走る(ラン)、パス、キック、当たるという4つのどれかを選択して続けることで、ボールキャリア側はトライを狙うことが出来るようになれます。
まずはランとパスで前進をはかりますが、特にボールを持って走るバックスはこうしたランやパスのスキルの高さが求められます。
また、スクラムやラインアウトなどのセットプレーからは、フォワードが獲得したボールを、バックスがアタックラインを形作り、ランとパスによって前進しゲインラインを突破しようとします。
これがバックスの基本的な戦術であり、プレーです。ただ、それぞれに正しい判断と細かなテクニックが求められます。
まずは、持って走るのが一番でしょうが、その為にはステップや急に走る方向を大きく変えるスワーブなどの技術を使って相手を抜きます。
その場合には外側に行くほどタッチラインに押し出されるリスクが高くなります。
相手に捕まりタッチラインに押し出されると、相手ボールのラインアウトとなってしまいます。
ラックやモールからボールが出て、パスを回しても、相手と同じ人数であれば前進できないばかりかタッチに押し出される可能性があるわけです。
その為、パスでのプレーでは、味方の選手を最終的にディフェンスラインの外側に余らせるオーバーラップで、アタック側がディフェンス側の人数より多い状態にする。
あるいは、ミスマッチを作ることが理想です。例え同じ人数が並んでいても、ボールを持った足の速いウイングの前にパワーがあるが足が遅いプロップがいればステップで抜きやすいことになります。
その為、相手に捕まったり、タッチに押し出される前に味方にパスをしてボールの保持を継続させます。
その際にパスは、自分より有利な状況にある味方の選手に渡すのが原則。
例えば、2対2の時にボールキャリアが相手2人の間を走り、敵2人を引きつけてタックルされる直前に味方にパスをすれば、その選手が活きることになります。
その他にもパスには色々なテクニックがありますが、こうしたプレーは特にボールを持つて走るバックスに要求されるので、戦術を活かすためにも基本を踏まえてしっかりステップやパス技術を身につけておきましょう。
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