戦術 ラグビー上達革命DVD 野澤武史

ラグビーの戦術に求められるスキル

ラグビーの試合に挑むにあたって、各チームによって戦術があるかと思います。
これは自チームの持っている力と対戦相手チームとの力の関係や、その試合の掲げる目標などによって変わってきますが、最終的には勝つことですよね。

 

戦術

 

そして、チームの戦術の基本スタイルは大きく分けて2つで、優先するのは陣地獲得かボール保持かです。
まずは陣地を優先する場合は、常に敵陣に入ってプレーしょうとする戦術です。

 

 

ラグビーは陣取りゲームなので、まずはそれを優先させます。
その為、自陣でボールを持ったら、まずはボールを大きく蹴って相手陣内に入ります。
蹴れば相手に一旦ボールが渡ってしまいますが、その後にフォワードが強いタックルなどでプレッシャーをかけることで、敵陣にくぎづけにして、チャンスがあればターンオーバーしてボールを奪う、あるいは相手から反則を誘うようにします。

 

 

現在のラグビーのルールでは相手ボールのモールを止めればマイボールのスクラムから再開されます。
相手に攻め手がなく蹴り返してきても、再度敵陣に蹴り返すことで同様の攻防を続けます

 

 

これは自陣22m区域内から蹴り出しても陣地はとれますから、その後のラインアウトからプレッシャーをかけ続けられますね。
何より、ラグビーの一番大きな得点は敵のインゴール内に持ちこんでのトライでの5点です。

 

 

敵陣奥深くに入るほど、ひとつのチャンスからトライを得られる可能性もアップします。
このようなチームは大柄で力のあるチームが多くとる戦術ですが、力強いフォワードの集団が必要になります。

 

 

特にセットプレーで安定した力が発揮できるチームであり、バックスも強力なタックスを含め、堅いディフェンス求められます。
また、自陣深くから相手陣内に大きく蹴り出せるスキルも必要になり、ロングキッカーも不可欠です。

 

 

一方、ボールを保持しつづける戦術ですが、ラグビーはボールを使って得点するわけなので、どこにあっても自分たちがボールを保持していれば敵に得点を許すことはありません。

 

 

そうした考えをもとに、自陣であってもボールを蹴らずにボールをキープし続けようとします。
パスをする場合は、テンポよく回しながら、ランではディフェンスの間を抜けるようにして前に前進していきます。

 

 

特に自陣でターンオーバーしたら相手ディフェンスの陣形が整っていなので、相手のいないところにボールを持っていき一気加勢に速さで攻め込みます。
例え、敵にタックルされて止められても、味方の選手がその場に集りリサイクルし、ボールを再獲得して継続されるのが基本です。

 

 

その為、速さが重要で、少人数で素早くボールを出して、ディフェンスが整う前にボールを動かしていきます。
現代のラグビーではディフェンス力が上がっているので、通常ならセットプレーから3次、4次攻撃くらいでトライを目指しますが、こういったチームは何度でもフェイズを重ねてボールを保持し続けてトライを狙います。

 

 

このよう戦術をとるチームは、主力が小柄でスピードと持久力のある選手が中心の場合です。
そのようなチームはグランドを広く走れ回れるフィットネスとスピードのあるラン、その中で正確で速いパススキルを持ちあわせることが必要です。

 

 

セットプレーというよりも、個人の判断が重要になります。
いずれにしても、戦術スタイルによって選手の特徴に違いがでますので、それぞれにあったスキルを身につけていくことが大事でしょう。

 

ラグビー上達革命DVDの詳細を見てみる

 

 

関連ページ

タックル
パス
キック
スクラム
チャージ
キャツチング
サイドステップ
モール
ラック
ハンドオフ
スマザータックル
クロスステップ
オフロードパス
スクラムハーフのパス
ロール(スピン)
コンバージョンキック
スクラムハーフのキック
スワープ
自陣22m区域内でのテクニック
ストレートパスのコツ
スピンパスのやり方
スクラム(フォワード)で優位に立つコツ
ウイングに必要なスキル
スタンドオフの上達のコツ
ラグビーボールの持ち方
タックルの基本(立ち位置と姿勢)
スタンドオフのキックの蹴り分け
パスアウトを速く正確に放る為のコツ
タックルの間合いの詰め方と入る位置
相手の状況に応じたパススキル
パスを出すまでの動きと考え方
ジャッカルでボールを奪おう!
モールの押す時の基本と練習
ドロップパントの蹴り方のコツ
グラバーキックの蹴り方
プレースキックの蹴り方のコツ
フッキングのコツ
ラインアウトのコツ
ラインアウトでボールを得る為の高いリフト
フルバックのディフェンスの基本
ジャンパーの気をつけること
ブレイクダウンを制すれが勝利がグッと近づく!
ワンアームのタックルの練習
ディフェンスラインを抜かれてしまう
ターンオーバーを狙う
ラグビーのゲームプランと駆け引き
ラグビーに求めらるスキル
強烈なフロントタックルを決める体の使い方
サイドアタックからの展開
ドリフトディフェンスについて
小柄なチームが勝つには?
スクラムの駆け引きとルール
ラインアウトモールについて
スペースを生かした強いコンタクト
デイフェンスを崩す攻撃方法
アドバンテージをチャンスに変えよう
コンタクト練習
タックル後の動き
スクラムのルール