ラインアウトモールについて
近年のラグビーでは、ラインアウトモールからそのままトライというのも増えていますね。
それだけラインアウトは重要になるセットプレーということですが、そこから生まれるトライは、一試合の約半分ともっとも高く、その比率は年々上がって来ています。
その理由としては、スクラムとなるノックオンやスローフォワードなどはグラウンド内のあらゆる場所で起こるのに対し、ラインアウトはタッチライン際で起こります。
更に、スクラム時は味方の最後尾から5メートル後方がルールなので、バックスのオフサイドラインがそのようになってしまうのに対し、ラインアウトは10メートルと広いスペースが与えられます。
ということは、それだけアタック側が有利な状況になるということです。
その他にも、ルール上、ラインアウトは最低2名並べばいいので、それ以外の残りのフォワードとバックスで合わせてアタックするすこともできますね。
しかも、最近はラインアウトの投入時のサインプレーも進化して複雑になったせいかボールの獲得率も高まっていることも大きいと言えると思います。
ただ、ラインアウトからそのままモールが形成された場合、モールの最後尾がラインオブタッチ(スローワーがボールを投げた位置を基準としたライン)を越えた場合はバックスのオフサイドラインが解消され、モールでのオフサイドラインが適用になり、バックスにとっての広いスペースがなくなってしまいます。
攻撃のパターンはチームによっては様々でしょうが、フォワードで前進する場合は、優位にたっているケースに限ります。
そうでないときは、ラインアウトから素早くボールを出し目の前の広いスペースを有効に使うということが多くなります。
いずれにしても、これからのラグビーではより一層ラインアウトモールが大切になってくるでしょう。
関連ページ
- タックル
- パス
- キック
- スクラム
- チャージ
- キャツチング
- サイドステップ
- モール
- ラック
- ハンドオフ
- スマザータックル
- クロスステップ
- オフロードパス
- スクラムハーフのパス
- ロール(スピン)
- コンバージョンキック
- スクラムハーフのキック
- スワープ
- 自陣22m区域内でのテクニック
- ストレートパスのコツ
- スピンパスのやり方
- スクラム(フォワード)で優位に立つコツ
- ウイングに必要なスキル
- スタンドオフの上達のコツ
- ラグビーボールの持ち方
- タックルの基本(立ち位置と姿勢)
- スタンドオフのキックの蹴り分け
- パスアウトを速く正確に放る為のコツ
- タックルの間合いの詰め方と入る位置
- 相手の状況に応じたパススキル
- パスを出すまでの動きと考え方
- ジャッカルでボールを奪おう!
- モールの押す時の基本と練習
- ドロップパントの蹴り方のコツ
- グラバーキックの蹴り方
- プレースキックの蹴り方のコツ
- フッキングのコツ
- ラインアウトのコツ
- ラインアウトでボールを得る為の高いリフト
- フルバックのディフェンスの基本
- ジャンパーの気をつけること
- ブレイクダウンを制すれが勝利がグッと近づく!
- ワンアームのタックルの練習
- ディフェンスラインを抜かれてしまう
- ターンオーバーを狙う
- ラグビーのゲームプランと駆け引き
- ラグビーに求めらるスキル
- 強烈なフロントタックルを決める体の使い方
- サイドアタックからの展開
- ドリフトディフェンスについて
- 小柄なチームが勝つには?
- スクラムの駆け引きとルール