試合展開を有利にするハイパントの戦術とは?
ラグビーのハイパントの戦術として有効なのが、自陣22メートルライン内でタッチキックに近い軌道のキックを使うこと。
特にグラウンドの端の区域から蹴るキックは、タッチラインと軌道が平行に近くなり、距離を伸ばそうとするとノータッチになりやすいものです。
いいところでタッチに出たとしても、クイックスローインから切り返されてカウンターアタックを仕掛けられやすくなります。
そこでハイパントの近い軌道で蹴るようにするわけです。
そのようにすれば、前進する距離は短くなりますが、ボールの滞空時間が長くなり、味方がボールを追って詰めやすくなるので、相手にクイックスローインをさせないようにすることが出来ます。
このようにハイパント系のキックは、ロングパットに比べれば距離は出にくい反面、コントロールがつけやすく、確実にタッチに出したい場合は、思ったより良い点が多いと言えます。
また、ロングキックに比べて軌道が上向きになるので、相手のチャージにも合いにくいというメリットもあるでしょう。
ですから、自陣のタッチキックでハイパントの近いキックで蹴るのは合理的と言えます。
チームでハイパントの利用法を様々持っておけば、それだけチーム戦術のバリエーションも広がり、より試合を有利に展開できるでしょう。
なお、キックの種類の選択は風のことも考慮して判断出来るようにしたいものです。
例えば、向かい風ならハイパントを蹴ると風の影響を受けて戻されてしまいます。
逆に風上の時には風に乗って距離も伸びるので、それだけ効果は大きくなるので、そこまで考えてキックの種類や戦術も考えるようにしていきましょう。
安定したキックが蹴れない方へ
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